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東京で働く私。
インサイドセールスという仕事を任されて、半年。
毎日が本当に、必死だった。
希望していた配属じゃなかった。
泣いて、悩んで、それでも「逃げなかった自分」が今、少しだけ誇らしい。
そして今、私の中に芽生えた新しい想いがある。
──マーケティングという、まだ見ぬ扉を開いてみたい。
これは、そんな私の「キャリアの物語」の始まり。
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配属の日──心の声と現実のギャップ
「インサイドセールス」
それが私の新しい仕事だった。
内心、私はマーケティングを希望していた。
だから、その配属を聞いた瞬間、心の奥にぽっかりと穴が開いたようだった。
電話でアポを取る。
毎日100件以上。
同じようなセリフを何度も繰り返し、声のトーン、切り返し、間の取り方…。
すべてが「型」で決まっていく世界。
私は、そこに自分らしさを見出せなくて、戸惑っていた。
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涙の日々──それでも向き合い続けた半年間
最初のロープレに落ちた日、私は悔しくて悔しくて、
母に電話をかけて、泣いた。
同僚の前でも、部長の前でも、何度も泣いた。
だけど、やめようとは一度も思わなかった。
「やるからには、やりきろう」
クラシックピアノで育まれた“根っこの集中力”が、私を支えていた。
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気づけば2位──変化は、静かに起きていた
半年後、ふと成績表を見たとき、私の名前は上から2番目にあった。
自分でも驚いた。
でも同時に、心の奥で小さく、何かが弾けた。
「できないと思ってた場所でも、人は変われるんだ」
そんなささやかな達成感が、次のステップを照らし始めた。
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部長との1on1──新しい扉の予感
ある日、部長との1on1の時間で、こんな言葉をかけられた。
「〇〇さん、マーケティングが合ってると思うよ」
その瞬間、心が震えた。
なんで分かるの?って思った。
でも、心のどこかでずっと願ってた未来を、誰かが見つけてくれた気がした。
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“伝える力”が、私の原点だった
13年間、クラシックピアノを毎日3時間以上練習してきた。
大学では弾き語りに挑戦し、SNSで歌を投稿して、たくさんの人と繋がってきた。
私にとって“伝えること”は、人生そのものだった。
だから今度は、マーケティングという方法で、人の心を動かしてみたい。
そんな風に思い始めた。
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【まとめ】
マーケティングは、数字の世界だけじゃない。
人の心を読み、届けたいメッセージを紡ぐ仕事。
だから私は、“自分を信じて、新しい扉を開く”ことにした。
次回は、私がどんな風にマーケティングを学び始めたか、その一歩目のお話をします。
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